銀行なのに18パーセントなんて…ローンの金利に融通は?

勝手な思い込みだったのかもしれませんが、消費者金融よりも銀行の方が金利が安いと思っていました。審査は厳しいイメージがありますが、金利は安い方が絶対に良いと思い、銀行のローンを検討していたのですが、安い金利が多い中、18パーセントという消費者金融並みの金利もあり驚きました。銀行なのに18パーセントも金利を取るなんて信用できないのでしょうか?また、このような金利の高い銀行は、金利を下げて貰えるなどの融通はきくのでしょうか?

金利の設定は銀行の自由!!18パーセントはOKな範囲

銀行や消費者金融など、お金を融資するお仕事をしている会社などに対しては、利息を取る権利があります。利息は多い程に会社の儲けにも繋がりますので、取れるものなら多く取りたいでしょう。しかし、利息を多く取り過ぎると、私たち利用者は返済が厳しくなっていく一方であり、また融資をお願いするという事も控えるようになってしまいます。最悪、返済ができない状態になる事もあるでしょう。

金利の設定は貸金業務を続けていく上でとても重要です。もし、金利を高くし過ぎた為に、自己破産など返済しない人が増えてしまったら、金利どころか元金すら返ってこない事になります。私たち利用者も利用しにくいですし、会社も営業困難に陥る可能性も出てくるのです。また、闇金のように高金利過ぎると、また別の問題に発展してしまう事もあるでしょう。

そんな問題が多いからかどうかは分かりませんが、貸金会社には決まりがあります。金利を取り過ぎない為の決まりです。現在は、どんなに少ない融資であっても、20パーセントを超える金利設定にしてはいけません。もし、21パーセントという金利を設定されたとしても、超えてしまっている1パーセント分の利息は支払う必要はありません。闇金のような闇に隠れている業者は別ですが、普通の消費者金融や銀行が20パーセント以上の金利を設定すると、罰則が与えられてしまいます。

ですが、20パーセントを超えなければ良いのです。あとは銀行が好きに決めれば良いのです。銀行が決めた金利が気に入らないならば、その銀行で借りなければ良いだけの事です。多くの場合、消費者金融は18パーセントらへんを、銀行は15パーセントらへんの金利になっているかと思います。ですが、銀行でも18パーセントとしているところもあります。ですが、問題はありません。

どうして18パーセントかというと、金利の決まりには段階があって、10万円を超える融資の最高金利は18パーセントにしないといけないんです。ほとんどの人のご利用可能枠は10万円を超える事が多いでしょう。その為に元々18パーセントにしていると考えられます。また、100万円を超えると最高金利は15パーセントまで下げなければいけません。なので、個人ではなく企業などにも高額融資をする事も多い銀行は15パーセントくらいな事が多いのかもしれませんね。

金利の設定の融通ですが、それは銀行に聞くしかないかと思います。例えば、銀行社内の目標があるとします。カードローンの契約を今月は200件達成したいなど。目標に達成させるために融通がきくって事はあるようですよ。これはあくまでも噂なので必ずではありませんが。ただ、高額融資が可能になればなる程、金利は下げてもらいやすくはなると思います。

銀行の金利18パーセントは高い?銀行の例外的ローンはこう使う

銀行で借金をする場合、消費者金融よりも低めの金利設定になっていることが一般的ですが、中には消費者金融と変わらないような金利設定の銀行も存在します。特に、消費者金融の特徴を引き継いだ形で銀行が運営するカードローンなどは、その典型的な例となっています。

銀行で金利18%の設定のカードローンは、はっきり言ってしまえば、高い金利設定のローンに入ります。だからといって、特別審査が甘いということもないですし、むしろ厳しいと言われている銀行もあるくらいです。

けれども、そんな銀行のローンにも、上手に利用できるものがあるのです。たとえば、期間無利息の設定がある銀行のローンの場合、30日間は完全に無利息であったり、180日間の金額限定無利息があったりと、まるで消費者金融のようなサービスをしている銀行があります。そして、消費者金融から借りてしまうと、住宅ローンなどの審査に影響してしまうこともあるのですが、銀行ローンなら、安心です。

あるいは、高額のお借入が可能な、最大限度額800万という銀行の場合、少額の借金は金利が高めでも、実は高額商品になると、他のところよりも金利が低いというローンが存在します。18%近い金利は、主に低限度額の方に適応される金利ですから、自分の限度額が高く設定できるという自信のある方なら、こうした上限800万という商品にお申込されると、金利が低くなるということを知っておくと良いでしょう。

借金をする際に、目的がない方はいないと思います。自分の目的、借りたい期間などに合わせてカードを選ぶことで、一見、金利が高そうな銀行の商品でも、上手に活用することができるのです。お金を借りるときは、きちんと金利システムや借り方の勉強をして、借りているあなた自身が、最も納得できる借金の仕方をしてください。

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