返す前に借りるなんてダメ？キャッシングの悪循環な使い方とは

キャッシングを利用していますが、利用頻度に心配があります。１度借りたお金を、全て返す前に借りるというのが続いてしまっています。とりあえず、毎月の返済に困っているわけでもなく、問題もないように思えますが、「このままで大丈夫なのだろうか？」と不安になります。返す前に借りるのを続けていると危険でしょうか？

時と場合によるけれども…危険な事も多い！？

キャッシングなんてしない事がベストです。何円であっても、何回であっても、いつであっても、どんな理由であっても、借金がない方が良いに決まっています。借金を進める親や上司などいないでしょう。なので、キャッシングの頻度が多いと言うのはダメな事なのかもしれません。ですが、人生、色々あり過ぎてしまうものです。どうしようもない事も多いでしょう。考え方を変えていかなければいけません。

１８０度、考え方を変えて、キャッシングをしても良いとします。考え方を変えなくても、キャッシングを利用しているにも関わらず、何も問題がなく完済している人も多いですね。簡単に言えば、完済する事ができるならば、キャッシングを利用しても、何も問題なんてないのです。不安になる必要もないですし、心配もないです。

１度、キャッシングを利用していて、返す前に借りるというのは、全く返済をしていない、もしくは、残高が残ってしまっている状態ですね。通常、キャッシングには義利用可能枠という枠を設定され、その枠の範囲内であれば何度でも借りる事ができる仕組みになっています。返済途中などでもOKなのです。なので、返す前に借りるという事がダメかと言われれば、ダメではありません。完済前に予期せぬ出費に悩むという事は多いかと思います。時には仕方のない理由で重複してキャッシングをする事もあるでしょう。

しかし、注意が必要になる事も多いです。つまり、返す前に借りるという事が危険行為になってしまう事もあるのです。重複のキャッシングは時と場合によっては仕方のないものでもありますし、キチンと完済する事ができるのならば何も問題はありません。しかし、完済していない状態でのキャッシングの利用は、何も考えていないような、無計画のような人には極めて危険です。

残高はどんどん増えてしまいます。それだけ限度枠が小さくなっていきます。いつか、借りる事ができないという日が来るでしょう。限度額に到達してもお金が必要な時、どうしますか？違うカードをまた発行すると考えるでしょう。するとそのカードも気が付いた頃には限度額になってしまう…。という事が繰り返されてしまうかもしれません。

残高が増えていく、カードの所持や利用が増えるとなると、毎月の返済額も大きくなっていく可能性があります。１０万円程度のキャッシングを利用していた時には、月々５千円程度の返済でOKだったものが、気が付けば５０万円もキャッシングをしていて、毎月の返済が最低でも３万円になってしまって、３万円なんて返済できないなんて事になるのです。カードの枚数が増えると、これは倍に、倍にとなっていくのが見えますよね。

私はキャッシングを利用するのはダメだとは思いません。返す前に借りる事もダメだと思いません。ただ、返済が困難になってしまう、いざという時に借りれなくなってしまう、返済の為に借金を繰り返してしまうなどという事になってしまってはダメだと思います。そうならない為には、しっかり計画を立てて、収入と支出、借金のバランスを考えていかなければいけません。完済できる範囲でおさめるようにしましょう。

返す前に借りるとどうなる？キャッシングで避けたい利用法

キャッシングをしている方で、完済する前に借りてしまう方というのは、意外と多くいらっしゃいます。もちろん、半分以上返済した上で借りている方もいらっしゃるのですが、一方で、明らかにお借入をしたばかりなのに、また追加で借りていたり、１回の返済後、次の返済前に借りてしまう方もいらっしゃいます。

返す前に借りる、というのは、完済する前に借りる、ということですが、このような借り方を繰り返していると、どうなるのでしょうか。

これを、貸す側から見てみましょう。お金を貸します。返してもらったと思ったら、その１ヶ月後には、新たな借入をされています。その後、３ヶ月くらい返済されるのですが、また限度額いっぱいまで借りられてしまいます。このような借り方をされると、「ずっとこのまま返ってこないのではないか」という不安を抱くことになるのが、わかりますか。限度額いっぱいまで借りられて、返済は借りてからされて、では、完済される気がしませんね。

このような借り方をしていると、貸し付ける側は警戒します。そして、限度額を減らしたり、カードを利用停止にしたりします。これで、新たなお借入ができなくなりました。もちろん、借りているほうとしては、また借りようとしたときに気づくのですが、そのときには、もう遅いのです。

これは、キャッシングをする上で避けたい借り方の典型です。キャッシングをしていると、どうしても、借りているお金を自分のお金と錯覚してしまいやすい傾向があります。特に、カードローンでは、いつでも限度額いっぱいまでお借入できてしまうため、そのカードの限度額いっぱいまで、自分のお金と錯覚してしまうのです。

キャッシングは借金です。カードローンも、お金を「借りて」いるのです。借りたお金は、あなたの財産ではありません。長く借りていれば、それだけ多くの利息を支払い、より自分の財産が減ることになります。そのことにきちんと気づいて、しっかり完済するようにしてください。完済しないで借り続ければ、あなたのカードは、そのうち、返済しかできない状態になります。